日本酒の種類とは?醸造アルコールの有無により大きくわかれる!

日本酒の種類とは

日本酒には種類が多く、ラベルにもいろいろと書かれていますが、ほとんどわからないという人もいることでしょう。今回は日本酒について興味がある人に向けて日本酒の種類を分類し、それぞれに対して詳しく説明しています。この記事を読んで少しでも日本酒の種類について理解していただければ幸いです。

日本酒とはどんなお酒なのか?

日本酒というのはただ米を原料にしたお酒というものではありません。日本酒とは清酒の一種であり、アルコール度数が22度未満のお酒が該当します。また、国内産の米を使って日本国内で製造された清酒のことを指します。さらに日本酒の中でも純米大吟醸酒などの名称がついているものを特定名称酒と呼び、全部で8種類もあるため、わからないときは詳しい方にアドバイスをもらうとよいでしょう。

精米歩合とは

日本酒の種類を紹介するときに必ずといってもいいほど出てくるものが精米歩合です。精米歩合とは原料にあたる米を精米した割合のことで、削れば削るほど雑味がなくなるのでよりおいしくいただけます。

米にはいろいろな栄養素が存在しますが、栄養素を残しすぎると雑味が増してお酒の香りがしにくくなるので、米の中心部にあるでんぷんだけを残して削ってしまうわけです。

たとえば精米歩合50%と記載されていれば、米の50%を削って残りの50%を日本酒に活かしていることを意味しています。一般的に精米歩合の数値が低ければ低いほど、高級酒と位置づけられています。

シンプルに米の旨みが味わえる純米系

純米系は米・米麹・水が原料として使われており、アルコールが一切添加されていない日本酒のことです。純粋に米の味わいが感じられる日本酒ですので、米本来の旨みを感じられるはずです。

精米歩合が50%以下の純米大吟醸酒

純米大吟醸酒は吟醸造りによって造られた純米酒になります。吟醸造りとは10度前後の低温で長時間発酵させることで、吟醸香と呼ばれるフルーティーな香りを持たせる製法のことです。

純米大吟醸酒は精米歩合が50%以下の日本酒のことをいい、米の旨みをふんだんに味わえます。まろやかな口当たりで米の味わいが感じられるので、日本酒の中でも高級品とされています。

精米歩合が60%以下の純米吟醸酒

純米吟醸酒においても、吟醸造りにより造られていることには変わりがありません。純米大吟醸酒との違いは精米歩合が60%以下というところだけです。純米大吟醸酒に比べて質が下がっていると思いがちですが、純米吟醸酒ならではの味わいが感じられるでしょう。

特別な製法で造られた特別純米酒

特別純米酒とは特別な製法により造られた純米酒のことをいいます。特別な製法とはいえども法律などで明確な基準があるわけではありません。あくまで酒造メーカーに依るところがあり、ある意味で酒造メーカーの個性が出やすい日本酒です。

特別純米酒のラベルはどの部分が特別なのかをはっきりと明記しないといけないので、どこに力を入れているのかがわかりやすいでしょう。特別な製法の代表例として長期低温熟成や有機米のみ使用などがあります。

精米歩合の規定がない純米酒

純米酒は2003年以前に精米歩合が70%以上という規定がありましたが、技術の向上による精米歩合に関わらずよい日本酒を造れるようになったために、現在では精米歩合の規定がなくなっています。米の個性が表れやすく、バリエーションが豊富なのが特徴的です。

醸造アルコールが含まれる本醸造系

本醸造系と呼ばれるジャンルの日本酒は米・米麹・水に加えて、醸造アルコールが含まれています。醸造アルコールを添加することでシンプルな味わいで香りを楽しむことが可能です。

精米歩合が50%以下の大吟醸酒

本醸造系の中で一番高級感があるのが大吟醸酒です。大吟醸酒は吟醸造りで製造されたもので、精米歩合が50%を切るものを指します。醸造アルコールが香りを引き立たせる効果がありますので、癖がなく吟醸香によるフルーティーな香りを味わえるでしょう。

精米歩合が60%以下の吟醸酒

吟醸酒も吟醸造りで製造された日本酒であることに変わりませんが、精米歩合が60%以下に該当する日本酒です。醸造アルコールの効果により香りを味わうのに向いている日本酒に該当します。

特別な製法で造られた特別本醸造酒

特別本醸造酒は精米歩合が60%以下または特別な製法で造られた日本酒になります。特別な製法は酒造メーカーの個性が出るものであり、他社にはない独特の風味を出すようなケースが多くなっています。

精米歩合が70%以下の本醸造酒

本醸造酒はスタンダードな日本酒だといわれており、精米歩合が70%以下に該当します。どちらかというと辛口な日本酒が該当し、後味に爽快感を得ることができるでしょう。甘めの味よりは辛めの味の方がお好みの方におすすめです。

まとめ

日本酒の種類として大まかに純米系と本醸造系にわかれてきますが、品質に差が出るようなことはなく、方向性の違いにより分類されたものです。必要に応じて自分たちの好みに応じて選んでいただくといいでしょう。

「居酒屋たかまる・個室居酒家やっちゃ場」では個室居酒屋として栃木県佐野市でそれぞれ営業しています。店舗に置いている日本酒の種類はエリア最大級で、中にはレアなものもありますので、日本酒好きにはたまらないでしょう。地元の酒造メーカーである小林酒造から直接仕入れており、有名な日本酒を味わうことができますので、佐野市で日本酒と海鮮などの料理をじっくりと味わいたいのであればぜひご利用ください。